【第14話】死の3日間

ストーリー

3月に引退試合(佐世保ボウル)が開催されることが決定。
我々は、長崎ツーホークス・熊本マトリックスと合同。
対する相手チームは、長崎県内唯一のアメフト部がある超堅大学。

先輩達は、あと1ヶ月で卒業する。
そこで、今までの集大成として、強靱な肉体で挑もうという流れになった。
(お前はまずタバコをヤメレ)

深夜12時ー

約束通り、大学のトレーニング室前に集合すると、早速トレーニングを開始した。
「えっ、そんな夜中に大学の施設使っても良いの?」
と思われる方もいるかもしれない。

だが、なんと、当時は黙認されていた。
本来は、21時以降の利用は禁止されているのだが、当時は警備員に何も言われなかった。
真面目にトレーニングをしていたからかもしれない。

そういう訳で、深夜トレ(12時~3時)を開始。
誰も居ない大学、真っ暗で静かな外、お化けが出そうなトイレ・・・
最初は、夜中に大学に集まって補強をするのって、めちゃめちゃ楽しいと思った。
が、そう思ったのは初日だけ。

大学に行き講義を受け、16時30分~20時までアメフト、24時~27時まで補強を行なうのって、めちゃめちゃキツい!!!
25時~26時の時間は、大学から近くにある公園まで防具フル装備で走りに行ってたのですが、もう足が動かない・・・
でも、先輩と出来るのもあと僅か。
そう思い、気力で乗り越えようと思っていましたが・・・

3日目の終わりには、皆、息絶えてしまっていた・・・

その後は、各自でという形式になり、無理しない範囲で深夜トレに取り組むこととなった。
私が今でも夜中にトレーニングを始めるという発作が起きるのは、この時の経験があったからじゃなかろうかと、制作していて思った。

次回は、いよいよ最終回です!

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